レポートのタイトルは、「誰も取り残さない。変わる北欧の動向」で、国際協力を行っているノルウェーの障害者団体、親の会、患者の会などで構成するアトラス・アライアンス(Atlas Alliance)が制作しました。
このレポートでは、2018年7月にイギリスのロンドンで開かれた世界障害サミットの成果を北欧諸国の国際協力にどのように生かすべきかについて提言しています。
以前、このブログでも紹介しましたが、世界障害サミットは、英国、ケニア、および国際障害同盟が主催したもので、国際協力機関などがどのように開発にかかわっていくべきかを話し合い、参加団体がその方針を出し合いました。
レポートは、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランドの国際協力について概観した後、そのあり方についての提言をするとともに、それぞれの提言に関する各国の国際協力の現状を評価を行っています。
国際協力は進歩的な普遍主義を新しい原則にしなければならない、資金提供レベルは十分でなければならない、障害者の組織を強化しなければならない、障害者の国際協力に関しては、国、外郭団体、大使館などが組織横断的に実施しなければならない、など、10の提言がなされています。
レポートは、下のサイトからダウンロードできます。(寺島)
http://atlas-alliansen.no/news/disability-inclusion-in-nordic-foreign-aid/