[神戸]高齢者のためのイノベーションに関する国際フォーラム

リハ協ブログ2013年12月19日より転載

12月10日~12日、神戸国際会議場にて、Global Forum on Innovation for Ageing Population(高齢者のためのイノベーションに関する国際フォーラム会議)がWHOによって開催されました。この会議のねらいは、高齢化社会に対して、高齢者への画一的な見かたを見直し、イノベーティブ(革新的)な実践を示そうということです。会議での発表は、大きく分けて二通りありました。ひとつは技術革新で、もうひとつは、地域社会レベルでのインクルーシブネス(包摂)で、そのために地域社会が変わることが大事だという考えに基づく発表でした。事例として、沖縄の池間島という人口700人の島での活動が紹介されました。この島では高齢者が孤立化しないよう、他県から修学旅行を誘致して若い人たちと島の高齢者と触れあいの場が生まれ、さらに島の資源を使って様々な仕事の機会が生み出されていう内容です。またミャンマーには、高齢者の自助グループがあり、必要なときにコミュニティヘルスワーカーにつなぐ仕組みが整っているという事例紹介もありました。障害者運動を含む、障害分野での活動から高齢化社会に伝えられることがありそうと思いました。(上野)

https://extranet.who.int/kobe_centre/sites/default/files/GFIAP_report_0.pdf

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