[オーストラリア]障害者雇用サービスの中間評価

リハ協ブログ2014年1月24日より転載

オーストラリア政府による障害者雇用サービス(Disability Employment Services:DES)の2010年から2012年の中間評価報告書が公表されています。このサービスは、それまでの、障害者雇用ネットワーク(Disability Employment Network:DEN)と職業リハビリテーションサービス(Vocational Rehabilitation Services:VRS)にかわり、2010年から実施されているものです。このサービスの特徴は、サービス提供者の多くが非営利団体で、それらの団体が政府と契約をし、資格のある障害者に対してサービスを提供する点です。オーストラリア全体で約220のサービス提供者が、2200以上の職場でサービスを提供しています。最終的には、2012-13年度に最終評価がなされることになっています。

中間報告の結果からは、DESは、DENやVRSに比べると、13週後の職場の定着数は約2400ケースから約3600ケースと約1.5倍になっているものの、定着率は50.5%から57.4%へ微増であることや、障害の種別によっては、就職率や定着率が低いものもあるということです。

報告書は、下のアドレスからダウンロードできます。(寺島)

http://docs.employment.gov.au/system/files/doc/other/evaluation_of_disability_employment_services_interim_report_reissue_march_2012.pdf

https://d3n8a8pro7vhmx.cloudfront.net/wecanwork/pages/38/attachments/original/1436236024/DES_Evaluation.pdf?1436236024

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