日盲連が弱視に関する懇談会報告書を公表

社会福祉法人日本盲人会連合は、2019年2月11日、弱視に関する懇談会報告書「見えづらい・見えにくい人のくらし」を公表しました。平成27年12月から平成30年11月まで、15回にわたり開催された「弱視に関する懇談会」で得られた意見や要望をまとめたものです。

近年、弱視者からの要望が増え国や関係機関に働きかけることが増えてきているが、弱視者は人によって見え方や行動が大きく異なることから、全ての弱視者の要望をまとめることが難しく、明確な働きかけができないことがあったり、また、日盲連自体も弱視者の多様性について十分に理解していない部分もあったことから、弱視者のことをもっと深く理解し、弱視者の要望を国などへ的確に働きかけを行うために同懇談会を開催してきたとのことです。

98ページにわたって、移動、仕事、雇用、生活など、弱視者が困っている内容や改善への要望が項目別にわかりやすく記述されています。

例えば、「第3章弱視者の行動」「第3節 生活(買い物、契約)」では、「店舗での買い物」「飲食店」「自動販売機」「洋服関連」「インターネットでの買い物」「銀行」「生命保険」「契約行為」というように、場面別に記述されています。

関係者必見です。報告書は、下のサイトからダウンロードできます。(寺島)
http://nichimou.org/all/news/secretariat-news/190122-jimu/

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