[英国]介護制度に関する超党派議員連盟発足

介護制度に関する新しい全党議員連盟(All-Party Parliamentary Group on Social Care)が、2019年2月27日に結成されました。介護制度に着目し、この分野の財政と要員配置を検討することを目的しています。昨年夏に、GMB労働組合および英国在宅介護提供事業団体のHC-Oneが、高齢化、不十分な予算配分、そして、モラル不足のために、英国の介護制度が、危機的状態にあるという警告したことに端を発して結成されたものです。

高齢者など支援を必要とする人々が、ふさわしい尊厳を持って生活するのを助けるために、持続可能で質の高い柔軟なサービスを利用できることが不可欠であるにもかかわらず、それを支える介護職員の賃金が低く、社会的な尊敬も得られていないことから、この新しい議員連盟は、介護職員を重視する介護システムを確立するために政府が行わなければならないことについて、証拠に基づいた提案を行うこととしています。

GMBとHC-Oneが後援しています。
くわしくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.gmb.org.uk/news/cross-party-group-tackle-care-crisis

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