[ニュージーランド]障害者権利条約の障害者主導のモニタリングを行う調査機関決定

社会開発省(Ministry of Social Development)障害問題事務所(Office for Disability Issues)の2019年1月24日の発表によれば、国連障害者権利条約の障害者主導のモニタリングを行う調査機関として、ドナルド・ビーズリー研究所(Donald Beasley Institute)が指名されたとのことです。

指名したのは、障害者団体連合ですが、予算は、障害問題事務所を通して政府からでています。ニュージーランド政府の国連障害者権利条約への取り組みを監視するための3年間の調査プロジェクトで、1年目は、住宅環境を調査することとされています。

ドナルド・ビーズリー研究所は、ニュージーランドのダニーデンに本拠を置く独立系の非営利団体で、応用研究、評価、教育を通じて、障害のあるニュージーランド人の健康と福祉の向上を目指しています。35年の歴史を持ち、国連障害者権利条約と、障害研究および障害研究者の能力開発に深い関心をもっています。

プロジェクトリーダーは、Robbie Francis博士で、自身が障害のある女性でディスアビリティー・ライツ・プロモーション・インターナショナル(Disability Rights Promotion International:DRPI)の調査モデルを利用して、モニタリング調査を行います。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。https://www.odi.govt.nz/whats-happening/disabled-person-led-monitoring-of-the-uncrpd/
DRPIのサイトは次の通りです。(寺島)
http://drpi.research.yorku.ca/

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