[ベトナム]初の障害者全国調査(2016)の主要調査結果を発表

2019年1月11日、ベトナム統計局(General Statistics Office:GSO)とユニセフ(UNICEF)は、2016年と2017年にユニセフの技術支援を受けてGSOが実施した障害者の全国調査結果を発表しました。

調査の内容は、ワシントングループの作成した成人障害者の一連の質問セットと、ユニセフとワシントングループが作成した児童用機能モジュール(CFM)を組み合わせたものです。

調査結果によると、2歳以上の人口の7パーセント以上(約620万人)は障害を持っており、13パーセント(約1,200万人)が障害のある人のいる世帯に住んでいるとのことです。

また、障害のある人のいる世帯は全国平均より貧しく、障害のある児童は学校に通うことが少なく、障害のある成人は障害のない人よりも働いている割合が低い、また、彼らは、ほとんどリハビリテーションサービスを利用していない等の結果が示されました。

また、初等・中等教育においては、障害のない児童と同じカリキャラムにより教育を受けているが、肢体不自由生徒のための設備のある学校は2%にすぎないということです。

詳しくは、下のユニセフのサイトをご覧ください。
https://www.unicef.org/vietnam/press-releases/launch-key-findings-viet-nams-first-large-scale-national-survey-people-disabilities

調査内容については、ワシントングループの下のサイトをご覧ください。(寺島)
http://www.washingtongroup-disability.com/wp-content/uploads/2017/11/WG17_Session_9_1_Chung.pdf#search=%27Vietnum+Disability+Survey2016%27

menu