[WHO]生活習慣病予防のためにモバイル技術を活用

リハ協ブログ2014年2月9日より転載

国際連合の専門機関の国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)と、同じく国際連合の専門機関である世界保健機関(World Health Organization:WHO)は、協力して、モバイル・テクノロジーを使った生活習慣病(non-communicable diseases)の予防と治療のための先進的な取り組みを行っています。

このプロジェクトは、「生活習慣病のためのモバイルへルスイニシアチブ(ITU-WHO Mobile Health for Non-Communicable Diseases (NCDs) Initiative)」という名称です。今日、世界では、ガン、心臓病、脳卒中、肺疾患、糖尿病により毎年3600万人が亡くなっているとのことで、生活習慣病が先進国、中所得国、低所得国を含め、すべての国で大きな問題になっていることから、それに対処することが2011年9月の国連総会において決議されました。このプロジェクトは、その方策の一つとして、世界に普及している携帯電話やスマートホン等のモバイル機器を活用して生活習慣病の予防や治療を支援しようとするものです。

例えば、これらの機器を通じて生活習慣病に関する健康情報を届けたり、疫学調査をしたり、喫煙など国民に不健康な習慣を変えるように説得したりすることなどが想定されています。所得レベル、医療費負担の程度などを考慮して国連の各地域を代表する8か国を選んで4年間実施するとのことです。コスタリカはその1つに決定しているとのことで、同国は禁煙にとりくむとのことです。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.itu.int/en/ITU-D/ICT-Applications/eHEALTH/Be_healthy/Documents/Be_Healthy_Be_Mobile_Annual_Report%202013-2014_Final.pdf

https://www.itu.int/en/ITU-D/ICT-Applications/Pages/mhealth-for-ncd-behealthy-bemobile.aspx

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