[中国]赤ちゃんポストで障害児が増加

リハ協ブログ2014年2月23日より転載

サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙2014年2月22日号は、新華社通信の記事を紹介しており、それによれば、1月31日から2月6日までの中国の春節(旧正月)の連休を含む1月31日から2月14日の間に、広州の赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんは、79人であったとのことです。

広州の赤ちゃんポストは「嬰児安全島」と称しており、1月28日に開設されたそうですが、79人の年齢は1-6歳で、そのほとんどは心身障害児だとのことです。その2/3の子どもには、両親からのお金や、「他に選択肢がない」、「よい治療を受けられるよう望む」という内容のメモが添えられていたそうです。

中国民事省は、2015年末までに赤ちゃんポストを全国に拡大することを決めています。この制度は、保育器、毛布、エアコンが備えられている赤ちゃんポストに赤ちゃんを置き、アラーム・ボタンを押し、救急隊が来るまでにいなくなれば、だれが置いたかを追及されることもなく、起訴も免れるという制度です。その目的は、心身障害児が心身のダメージをさらに受けないようにし、赤ちゃんの生存率を高めるということだそうです。詳しくは、下のURLをご覧ください。(寺島)

http://www.scmp.com/news/china/article/1429599/critics-say-baby-hatches-encourage-child-abandonment-nearly-80-babies

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