[米国]司法省がHIV差別について製薬会社と和解

リハ協ブログ2014年2月7日より転載

2014年2月4日、司法省は、HIV差別による障害のあるアメリカ人法(ADA)違反の疑惑のあったミシガン・ライト・エイド(Rite Aid of Michigan)と和解したと発表しました。

この事件は、HIV患者がインフルエンザの予防接種を受けるためにライト・エイド社の店を訪問したとき、薬剤師が、実際は、手術用の手袋はその店にあったにも関わらず、「特別な手袋が必要なので、注文しますので、それが届いてからもう一度来てください」と答えて、注射を断ったとのことです。

これに対して、司法省は、ADAで違反であるとして、この製薬会社を訴えていたのですが、それについてこのたび和解が成立したというものです。

和解条件として、ライト・エイド社には、損害賠償として顧客に10,000ドル、懲罰的損害賠償として5,000ドルを支払い、さらに、従業員に対してADAが求めているものと障害者差別禁止の方針について教育することが課せられました。詳しいことは、次の司法省のサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.justice.gov/opa/pr/2014/February/14-crt-119.html

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