[米国]連邦通信委員会が字幕放送に関する新しい規則を承認

リハ協ブログ2014年2月26日より転載

2014年2月14日、連邦通信委員会(Federal Communications Commission)は字幕放送に関する新しい規則を承認しました。新しい規則は、聴覚障害者の人々から10年来要望が出ていた字幕の質を改善する内容になっており、また、ビデオ制作事業者に対するガイダンスの意味としての意味ももっています。

新しい規則では、字幕の正確性、同期性、完全性、表示場所について質的基準を設けています。例えば、正確さについては、会話の内容を完全に記述しており、背景音もできるだけ記述していなければなりません。また、同期性については、言葉と同時に表示しできるだけ広い範囲に読者が読めるスピードで表示しなければならならない、完全性については、最初から最後まで字幕がつけられていなければならない、表示場所については、字幕以外の重要な表示を遮ってはいけないなどの基準が定められています。また、規則では、録画、リアルタイム、セミリアルタイムに分けてどのように適用されるかについても記述しています。

規則は、下のURLからダウンロードできます。(寺島)

http://www.fcc.gov/document/closed-captioning-quality-report-and-order-declaratory-ruling-fnprm

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