[WHO]世界の人口の5%以上に聴力損失があるという調査結果を公表

リハ協ブログ2014年3月2日より転載

2014年2月28日、世界保健機関(WHO)は世界の人口の5%(3億6000万人)以上が聴力損失を抱えているという調査結果を公表しました。発生率の高い地域は、アジア太平洋、南アジア、サハラ以南のアフリカであるとのことです。聴力損失の原因は、遺伝、母の妊娠時の風疹等への感染、髄膜炎、薬の副作用、騒音、老化などですが、これらの聴力損失の半分は、簡単に予防でき、治療可能であるとしています。また、聴覚障害者になっても、補聴器、人工内耳などの福祉機器、字幕、手話、教育的・社会的支援などを活用できます。しかし、WHOの調査に応じた76か国のうちの32か国にしか、耳の病気や聴力損失を防止し管理するための計画作成されていないとのことです。また、補聴器は、世界の必要量の10%しか生産されていないとのことです。レポートは、下のURLで読むことができます。(寺島)

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs300/en/

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