[オーストラリア]オペラハウスのアクセシビリティ実施計画

リハ協ブログ2014年3月18日より転載

観光スポットとして有名なシドニーのオペラハウスは、アクセシビリティに関する実施計画(Access Strategic Plan 2013-2015)を策定しています。この計画には、「建物、敷地、経験をだれにでもアクセシブルにするよう努める(Striving to make the building, site and experiences accessible to everyone)」という副題がついていて、催し物、職員、地域社会に分けてどのようなことに取り組むかを具体的に示しています。

例えば、催し物については、視覚障害のある観客のためにすべての催しに音声解説をつけるとか、聴覚障害者のために字幕を増やす等を詳細に示しています。

オーストラリアには障害者差別禁止法があり、その効果かもしれませんが、このような劇場でアクセシビリティに力を注いでいるのは、障害者差別解消法が成立したわが国の同種の産業にとっても参考になるのではないかと思います。

オペラハウスのアクセシビリティ実施計画は、下のURLからダウンロードできます。(寺島)

http://www.sydneyoperahouse.com/Visit/Accessibility_Info.aspx

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