[オーストラリア]知的障害者が犯罪に巻き込まれた時の対処法についての講習会

リハ協ブログ2014年3月20日より転載

知的障害権利サービス(Intellectual Disability Rights Service:IDRS)は、ニューサウスウェールズ州の地域法律センターでその財源は主にニューサウスウェールズ州高齢・障害・在宅ケア省(NSW Department of Ageing, Disability and Home Care)と連邦家族・住宅・コミュニティサービス・原住民省(Commonwealth Department of Families, Housing, Community Services and Indigenous Affairs)から提供されている団体です。

IDRSは、知的障害者が価値のある尊敬された市民として完全に権利を行使することができる社会を実現するたに、彼らとともに歩んで行くことを目的にしています。その目的の実現のために、法的助言、ケースワーク、サホートを行い、知的障害者に影響を及ぼす法律と政策の改善のために問題提起をし、知的障害者を支える法律関係又はその他の専門家を支援し、知的障害者の権利とニーズに関する情報をサービス提供団体やコミュニティに提供しています。

IDRSは、知的障害のサホーとワーカーや支援者が警察や裁判所とのかかわりが多いことから、知的障害者が犯罪の被害者や加害者となったときにどのように対応したら良いかについて、必要な知識学ぶための2日間の訓練プログラムを実施するとのことです。プログラムは、3月25日と26日に実施され、参加費は、政府のワーカーが280ドル、NPOのワーカーは250ドル、支援者は180ドルとなっています。

我が国でこのようなプログラムを実施する際に参考になるかもしれません。詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://idrs.org.au/what-we-do/justice-support/

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