[メキシコ]大統領が障害者国民評議会の解散を主張

世界的な非営利の民間人権組織であるヒューマン・ライト・ウォッチ(Human Rights Watch)の記事(2019年2月20日10:47AM EST)によれば、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブドラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は、2019年2月19日、障害者国民評議会(National Council for People with Disabilities)を解散すると述べたとのことです。

2011年に設立された同協議会は、障害者権利条約が義務付けた、政府による条約の実施状況を監視する責任をもつ、独立した機関としての役割をはたして来ました。同協議会は、アクセシビリティ、司法へのアクセス、自立生活施設、教育、政治参加などにおいて、連邦機関における障害者の権利に関連する政策を調整することを目的にしてきました。

しかし、大統領は、障害者にとって最も重要なのは社会的年金という形での直接的な財政支援であると主張し、同評議会を解散することとしています。また、それに代わる組織については、示していないとのことです。

記事は、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.hrw.org/news/2019/02/20/mexico-shouldnt-eliminate-key-disability-rights-agency

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