[米国]司法省が障害者に対する犯罪統計を公表

リハ協ブログ2014年3月9日より転載

2014年2月25日米司法省司法統計局は、2009-2012年の障害者に対する犯罪の統計を報告しました。対象は、12歳以上の障害者に対する、強姦、性的暴行、強盗、加重暴行、単純暴行で、殺人は除きます。この統計は、全国犯罪被害調査(National Crime Victimization Survey:NCVS)に基づくものです。

この報告は、施設入所を除く障害者と非障害者で犯罪被害に遭った人の人種、性別、を比較しています。障害の種別なども取り上げています。2012年の特徴は次の通りです。

  • 130万人の障害者が被害に遭っている。
  • 障害者の犯罪被害率(1000人あたり60人)は、非障害者(同22人)の3倍である。
  • 被害者は男女とも障害者が非障害者を上回っている。
  • 人種別にみても障害者が非障害者を上回っている。
  • 障害者に対する犯罪の52%に重複障害者が含まれている。

詳しくは、http://www.bjs.gov/content/pub/pdf/capd0912st.pdfをご覧ください。(寺島)

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