[UN]障害者権利委員会が一般的見解を表明

リハ協ブログ2014年4月28日より転載

以前にもご紹介しましたように、2014年3月31日から4月11日まで第11回障害者権利会が開催されました。障害者権利委員会は、障害者権利条約第34条に設置が定められており、障害者権利条約の実施状況をモニタする組織で、年に2回ジュネーブで開催されています。今回の対象国は、スウェーデン、アゼルバイジャン、コスタリカで、それらの国々の報告書に対する最終所見と勧告を採択して閉会しました。また、今回の委員会では、障害者権利条約第12条(法的能力)と第9条(アクセシビリティ)についての2つの一般的見解(general comment)が採択されました。これは、本年2月に障害者権利委員会から草案が示されていたものです。

これらの2つの一般的見解では、障害者権利条約第12条と第9条に関する条文の解釈が示されており、各国が報告書を提出する際のガイドラインとなるものです。

最終所見、勧告、一般的見解とも下のサイトで読むことができます。なお、第12回障害者権利委員会は、2014年9月15日から10月3日まで開催され、ベルギー、デンマーク、エクアドル、メキシコ、ニュージーランド、韓国からの報告書を検討する予定です。(寺島)

http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=14505&LangID=E

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