[米国]自閉症児の治療を健康保険の対象にするための法律

リハ協ブログ2014年4月15日より転載

ウィチタ・イーグル(The Wichita Eagle)紙によれば、カンザス州で自閉症児治療を保険に含める法案が議会を通過したとのことです。この法案は、自閉症児に対する応用行動分析療法を健康保険の対象とすることを求めたものです。6歳までは年間1300時間、6歳から12歳までは年間520時間が対象となります。対象となるのはオバマケア法が成立した2010年以前に契約した保険で、2016年までは従業員50人を超える企業が対象で、それ以降は、それ以下の小企業と個人の契約も対象になります。この法案により、カンザス州の8000人を超える自閉症児のうち750人が恩恵をうけるとのことです。

ご存じのように、米国には公的な医療保険はなく、民間の健康保険に加入し医療費の補助をうけるようになっているため、民間保険会社に対してどのような治療を対象とするかを求める法律が存在します。このような法律は、すでに33の州で成立しているとのことです。

詳しいことは下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.autismspeaks.org/kansas-state-regulated-insurance-coverage

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