[米国]障害退役軍人等の介護者に関する調査報告書

リハ協ブログ2014年4月8日より転載

ランド・コーポレーション(RAND Corporation)は、研究と分析を通して政策の改良と決定を支援する非営利団体です。3月31日に「隠れたヒーロー:アメリカ軍人の介護者(Hidden Heroes: America's Military Caregivers)」という報告書を公表しました。

米国には障害や病気などで要介護状態となった退役軍人を介護する介護者が550万人おり、そのうち、110万人(19.6%)は、9.11テロ以後従軍した兵士の介護をしているとのことです。これらの介護者を調査し、その実態やニーズを把握したものです。

報告書によれば、一般人に対する介護者と9.11テロ以前の従軍兵士を介護している介護者はよく似ているが、9.11以後に従軍した兵士の介護者は異なっている。その違いは、介護者が若い(40%が18-30歳)、精神障害や薬物乱用の若者を介護していることが多い、自身が退役軍人であることが多い、働いていることが多い、支援ネットワークとのつながりがないことが多いなどの結果が報告されています。

報告書は、下のサイトからダウンロードできます。(寺島)

http://www.rand.org/health/projects/military-caregivers/publications.html

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