リハ協ブログ2014年5月4日より転載
2011年1月に、ニューヨーク市のタクシーはアクセシブルでないとして同市が4つの障害者団体により集団訴訟されていましたが、昨年12月6日にニューヨーク市と原告の4障害者関係団体との合意が成立し、同市は、2020年までに、タクシーの50%を車いす使用者が利用できるようにするという新しい規則を提案し、それが、パブリック・コメントにかけられたのちに成立すれば、連邦裁判所の承認を受けて和解が成立するということになっていました。
この合意を受け、このたび、同市は、新しい規則案を提案し、4月末までに、公聴会を開いたり、インターネット上、手紙、FAX、emailによる意見を募集しました。
ニューヨーク市のタクシーは、13,237台あるそうですが、そのうち、231台しか車いすで使用できません。そこで、同市は、新しく更新されるタクシーはアクセシブルにすることを義務付けることで、2020年までにニューヨーク市のタクシーの50%をアクセシブルにすることしようとしています。
メディアで紹介されている車椅子が乗れるタクシーは、ロンドンタクシーのような背の高い車両で、ドアの下からスロープが自動で伸びるようになっているタイプで、車いすのまま乗り込めます。これが実現すれば、ニューヨークは、間違いなく、世界一タクシーのアクセスの良い都市になるでしょう。
関連のサイトは、次の通りです。(寺島)