[米国]障害者も有酸素運動を

リハ協ブログ2014年5月11日より転載

アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が毎月発行している報告書「バイタル・サイン(Vital Sign)」2014年5月号では、障害者を含む誰もが身体運動をすることの重要性を解説しています。

同報告書によれば、18-64歳の米国の障害者数は2100万人以上であり、心臓病、脳卒中、糖尿病、または、癌に罹患している人は、非障害者に比べて3倍あるとのことです。しかし、障害の有無にかかわらず、有酸素運動はこのような慢性疾患の危険を減らすのに役立つことがわかっているにもかかわらず、障害者の半数近くが有酸素運動をしていません。過去に医療機関を受診した障害者の44%しか、医師に体操をするよう勧められておらず、勧められた人の82%は、運動をしているとのことです。

報告書では、医師や医療専門家に対し、障害者にもどのくらい運動をしているかを尋ね、能力に合った運動を定期的に行うよう勧めることを勧めています。身体運動は、適度な強度のものを少なくとも週2時間30分以上行うことが良いとのことです。

報告書は、次のサイトで読むことができます。(寺島)

http://www.cdc.gov/vitalsigns/pdf/2014-05-vitalsigns.pdf

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