[ザンビア]HIV対策から取り残される障害者

リハ協ブログ2014年7月17日より転載

国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)は、ザンビアの障害者がHIV対策から取り残されている実態に関する報告書を公表しました。報告書のタイトルは、「私たちもエイズで死んでいます(We Are Also Dying of AIDS)」です。

同報告書によれば、ザンビアでは、HIVの感染予防や治療が相当進んだにも関わらず、国民10人に1人がHIVに感染しており、毎年46,000人の成人と9,000人の子どもがHIVに新たに感染するとされています。そして、200万人のザンビアの障害者も同じ危険にさらされています。しかし、障害者は、HIV対策の対象にされていないために深刻な事態にあるとのことです。報告書では、身体障害者、感覚障害者、心理社会的障害者、知的障害者がHIV予防対策を受けられているのか、また、危険因子は何か等について分析しています。

報告書は下のURLからダウンロードできます。

なお、ヒューマン・ライツ・ウォッチ1978年に設立された国際的な組織で、世界各国の人権に関する専門家、法津家、ジャーナリスト、学者などによって構成されています。東京にも事務所があります。(寺島)

https://www.hrw.org/sites/default/files/reports/zambia0714_ForUpload_1.pdf

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