[米国]障害者の経済力に関する報告書

リハ協ブログ2014年8月16日より転載

全国障害研究所(National Disability Institute:NDI)は、7月22日障害者の経済力に関する報告書「障害者の経済力-FINRA投資家教育財団2012年全国財政力研究からの発見(Financial Capability of Adults with Disabilities – Findings from the FINRA Investor Education Foundation 2012 National Financial Capability Study」を公表しました。

この報告書は、FINRA投資家教育財団が2012年に実施し、昨年公表された全国財政力研究の回答者25,000人のうち、慢性病、障害、または、労働不能と答えた1,363人のデータを分析したものです。

その結果、次のようなことがわかりました。

  • ○障害者の78%(非障害者56%)は、家計の収支を合わせることが難しいと答えている。
  • ○障害者の70%(非障害37%)は、いざというとき2,000ドルを都合することができないと答えている。
  • ○障害者の44%(非障害者25%)は、未払いの医療費がある。
  • ○障害者の30%(非障害者50%)はクレジットの代金を毎月きちんと支払っている。
  • ○障害者の41%(非障害者29%)がノンバンクから借入れている。

報告書では、ADAが施行されてから24年立つにもかかわらず、依然として障害者は経済的に不当に扱われているとしています。報告書は下のサイトからダウンロードできます。(寺島)

http://www.realeconomicimpact.org/data/files/reports/NDI_financial_capability_report_july_2014.pdf

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