[オーストラリア]障害者に対する搾取と虐待に関する報告書

リハ協ブログ2014年9月27日より転載

ビクトリア州権利擁護事務所(Victorian Office of the Public Advocate)は、「1986年後見管理法(Guardianship and Administration Act 1986)」に基づき設置された政府機関で、障害者の権利を守り、搾取と虐待から保護する役割をもっています。政府機関ではありますが、政府とは独立しており、上の役割に関してビクトリア州議会に報告書を提出しています。

同事務所は2014年9月1日2013-14年版の地域サービスに関する年次報告書「ビクトリアの障害者および精神病者の人権、利益、尊厳の擁護(Promoting the human rights, interests and dignity of Victorians with a disability or mental illness)」を公表しました。

同報告書には、障害者および精神病者に対する地域サービスの制度、実態と改善点などが示されており、実態調査に関しては、5079人に対して訪問調査をした結果が示されています。その結果、身体的暴行や性的暴行がかなり行われており、深刻な事件が55件あったと報告されています。

詳しくは、次のサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.publicadvocate.vic.gov.au/file/file/Report/2014/Community%20Visitors%20Annual%20Report%202013-14.pdf

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