[カンボジア]国家障害戦略計画を発表

リハ協ブログ2014年9月9日より転載

カンボジア・デイリー紙2014年9月7日号によれば、フン・セン首相は、7月3日に、コウ・ピッチ島において2,000人以上の障害者の前で、障害者の権利を拡大するための国家障害戦略計画(National Disability Strategic Plan:NDSP)を明らかにしました。この計画は5年計画で、貧困減少、差別撤廃、教育提供、政治への参加、公平な医療等10の目標が設定されているとのことです。

計画の実施にかかる費用は、オーストラリア政府と国連により新たに設けられた、障害者分野に対する5年間1,310万ドルの支援プログラムの資金を活用します。

しかし、2009年に施行された障害者法により、2015年9までに政府職員の2%を障害者にするということが決められているにも関わらず、現時点では1.26%しか達成されていないとのことで、フン・セン首相は、文部省と王宮省を除く政府機関に対して2%の雇用率を達成するよう促すとコメントしました。

文部省を除外した理由は、同省の職員190,000人のうち110,000人が教員で、障害者は、教育に向かない人が多いので、2%を採用すると同省がなりたたなくなるというものでした。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島:Empowerment Cafe Weekly Bulletin-5-11 July 2014参照)

http://www.cambodiadaily.com/archives/disability-initiatives-launched-as-jobs-quota-not-met-63276

menu