[米国]上院財政委員会メンバーがエイブル法の成立促進を発表

リハ協ブログ2014年9月20日より転載

エイブル法については、以前のブログでも紹介しましたが、同法成立に向けて、連邦議会が動き始めました。

2014年9月19日上院財政委員会ロン・ワイデン(Ron Wyden)議長ら委員会のメンバーは、「より良い生活経験を実現する法律(Achieving a Better Life Experience (ABLE) Act)」(エイブル法)の成立に向けた超党派的な合意に達し、今後、同法案の成立に向けて下院に働きかけ、今会期中に大統領の署名を得られるように努力したいというステートメントを発表しました。

エイブル法は、障害者が特別な預金口座(ABLE口座)を開設した場合、そこに年額14,000ドルまで預けることができ、全体で10万ドルまでは、社会保障関係の手当の受給に影響しないこと、また、メディケイドの資格を失わないことなどの内容のものです。この口座のお金は、教育、医療、移動、住宅等に使われなければなりませんが、障害者の所得が増えれば社会保障障害年金、補足的所得保障給付やメディケイドの対象から外れてしまうために働かないという人がでてしまうというジレンマを解消することに役立つことが期待されています。

同法は、2006年から上院で検討されてきましたが、成立に向けて動き出したようです。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.finance.senate.gov/newsroom/chairman/release/?id=881a7d88-237b-4d4e-b7e3-a8821103e47d

エイブル法については、次のサイトです。

https://beta.congress.gov/bill/113th-congress/house-bill/647/actions

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