[アイスランド]刑法の障害者差別用語を変更

リハ協ブログ2014年11月3日より転載

インクルージョン・ヨーロッパの電子ジャーナル10月24日号によれば、アイスランド刑法から障害者に対する差別用語が削除されたとのことです。同紙によれば、これまでの刑法には、非常に多くの差別用語が用いられていたとのことです。例えば、刑法第222条には「白痴(idiot)」が使われていたものを今回「発達障害者(individual with a developmental disorder)」に変更されたとのことです。また、別の個所には「聾唖(deaf-mute)」が使われていましたが、「視聴覚重複障害者(a person with combined vision and hearing impairment)」に変更されたそうです。

しかし、他の法律には、まだ、差別用語が残っているとのことです。詳しくは下のサイトをご覧ください。ちなみに、わが国では、平成10年に「精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律」が成立し、すべての法律で「精神薄弱」という用語は「知的障害」に変更されています。(寺島)

http://e-include.info/news/218-icelandic-government-removes-discriminatory-terms-from-penal-code

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