[米国]アイ・アム・オルムステッド・プロジェクト

リハ協ブログ2014年11月4日より転載

アイ・アム・オルムステッド・プロジェクト(I Am Olmstead project)は、施設での生活と施設から退所し地域で暮らすようになった生活について語った障害者の発言を記録しているプロジェクトです。このブログでも以前紹介しましたが、オルムステッドという名称は、1999年7月に下された最高裁のオルムステッド対L.C.事件の判決(Olmstead v. L.C. 119 S. Ct. 2176)に由来しています。

この裁判は、ルイス・カーティス(Lois Curtis)さん(後にエレーン・ウィルソン(Elaine Wilson)も原告として参加)が、在宅での生活を求めて、ジョージア州人材開発省の長官であるトミー・オルムステッド(Tommy Olmstead)氏を訴えたものです。最高裁は、本人の意志や専門家の判断に反して、障害を理由に施設に収容することは、ADA法に違反しており、障害があっても地域で生活できるように州政府は地域サービスを提供すべきであるという判断を下したものです。この判決以降、実質的に米国全土で脱施設化が急激に進みました。

関心のある方は、下のサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.olmsteadrights.org/

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