[米国]特殊教育の失敗が犯罪者を生み出しているとするレポート

リハ協ブログ2014年11月9日より転載

ヘチンジャー・レポート紙(HECHINGER REPORT)2014年10月26日号に、「刑務所へのパイプライン:アメリカの何千もの子どもは特殊教育により刑務所とつながっている(Pipeline to Prison: Special education too often leads to jail for thousands of American children)」というタイトルのレポートが掲載されています。著者は、ジャッキー・マダー(Jackie Mader)さんとサラ・バトリーモビックズ(Sarah Butrymowicz)さんです。

同レポートによれば、情緒障害があり学校を中途退学した児童の73%は退学後5年以内に逮捕されているという実態があり、また、刑務所の受刑者の多くはこのような障害をもっているとのことで、そのようになった原因には、幼児期から学校で行われている特殊教育に問題があったためであるとしています。すなわち、精神保健ケア、熟達した特殊教育教員、訓練を受けたスタッフなどの不足がこのような事態を招いているとしています。

レポートは次のサイトで読むことができます。(寺島)

https://hechingerreport.org/pipeline-prison-special-education-often-leads-jail-thousands-american-children/

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