[米国]盲ろうの弁護士

リハ協ブログ2014年12月28日より転載

ハーベン・ギルマ(Haben Girma)さんは、26歳で、盲ろうの弁護士です。彼女は、ハーバード大学を卒業し、現在、ディスアビリティ・ライツ・アドボケイト(Disability Rights Advocates:DRA)という障害者権利擁護団体でフェローの弁護士をしています。フェローとは、給与は別の組織が支払っているいわば見習い弁護士で、彼女の場合は、スカデン(Skadden)財団が将来弁護士になる人を対象に2年間給与を負担してくれるプログラムから給与を得ています。

彼女は、弁護士としての仕事を遂行するために、アップル社が提供しているボイス・オーバー(VoiceOver)という世界的に利用されているスクリーンリーダーと点字ディスプレイを使用しています。また、電話や会議の際には、助手がリアルタイムでそれを速記し、それを彼女は点字ディスプレイで読みます。

彼女の活動については、下のウェブサイトをご覧ください。彼女のブログやビデオを見ることができます。(寺島)

https://www.habengirma.com/

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