[米国]労働省が障害労働者の最低賃金に関するガイドブックを発刊

リハ協ブログ2014年12月12日より転載

2014年12月、労働省は、「大統領命令13658号に基づく障害労働者の最低賃金増額に関するガイドブック「(Fact Sheet on Raising the Minimum Wage for Workers with Disabilities Under Executive Order 13658)」を発刊しました。

以前のブログでも紹介しましたが、2014年2月12日にオバマ大統領が大統領命令13658号「委託業者における最低賃金の制定(Establishing a Minimum Wage for Contractors)」に署名しました。このガイドブックは連邦政府と契約している事業者が守るべき最低賃金について解説しています。

それによれば、最低賃金は、2015年1月から1時間あたり10.10ドルになり、事業者はすべての従業員に対しこの最低賃金を支払わなければならないし、公正労働基準法14条(c)により認められた能力給(commensurate wages)を支払っている場合もその額が最低賃金以上でなければならないとのことです。

例えば、障害のない労働者が時給14ドルで、障害労働者の生産性が50%であれば、賃金は時給7ドルになるところですが、この額は最低賃金を下回っているので時給10.10ドル以上にしなければならないとのことです。これは、保護工場であっても適用されるとのことです。

詳しいことは下のサイトをごらんください。(寺島)

http://www.dol.gov/whd/flsa/eo13658/EO-factsheet.pdf

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