[米国]落ちこぼれゼロ法改正に伴う障害児への対応

リハ表ブログ2015年4月14日より転載

「落ちこぼれゼロ(No Child Left Behind)」法として知られている「初等中等教育法(Elementary and Secondary Education Act)」の改正法案が上院教育委員会で民主及び共和両党の合意されたとの発表が2015年4月7日にありました。

この法案は「すべての子どもが達成できる(Every Child Achieves Act)」法と呼ぶとのことです。同法では、これらの教育に関する説明責任を州に求めるとともに州の権限を強化し、連邦の定めた基準内で州が教育目標を定めることができるようになるとのことです。ただし、3~8学年生は毎年読みと算数り試験を受けなければならない、3~12学年の間に3回の科学の試験を受けなければならないという試験制度は維持するとのことです。

障害児に対しては、この試験に代わる試験をうけることができるのですが、この対象者を増やす方向にあることについて議論が起こっています。障害があっても通常の試験を受けられる生徒が多いにもかかわらず、それを受けさせないことは差別であるという批判が起こっています。

この法案の提案者である、ラマー・アレキサンダー上院議員の法案に対する見解は、http://www.alexander.senate.gov/public/index.cfm/pressreleases?ID=329fb494-0ad2-4eeb-b556-3e1d6346728b、

法案はhttp://www.help.senate.gov/imo/media/S_EveryChildAchievesActof2015.pdf、

法案の概要は

http://www.help.senate.gov/imo/media/The_Every_Child_Achieves_Act_of_2015--summary.pdfで見ることができます。(寺島)

menu