[インド]世界初の目の動きで伝える言葉

リハ協ブログ2018年5月21日より転載

アシャ・エーク・ホープ財団(Asha Ek Hope Foundation)とニューロ・ジェン病院(NouroGen Brain and Spain Institute)は、世界初の目の動きで伝える言葉(eye language)を開発しました。手の動きで伝える言葉が手話であるとすれば、目の動きで伝える言葉なので、日本語で言えば、さしずめ「目話(めわ)」でしょうか。以下、目話として解説させていただきます。

目話は、両目を閉じる、両目をまばたきする、左を見る、右を見る、上を見る、下を見る、ウインクする、目玉を回すという8つのアルファベットで構成されています。その組み合わせで、日常生活上の意思表示ができるというものです。

例えば、「お医者さんを読んでください」は一度目を閉じてから右を見ます。「すみません。」は、一度上を見てから一度ウインクします。

アシャ・エーク・ホープ財団は、ALS患者を支援する非営利の組織で、この目話はALSなどの運動ニューロン疾患や頸髄損傷などの人々が高価なコミュニケーション機器を使わなくても簡便に意思表示をすることに役立つとしています。人工呼吸器を使用していても、また、ICUに入っていても使用できるとのことです。

ニューロ・ジェン病院では、目話の講習会もしているそうです。

目話のサイトのURLは次のとおりです。ビデオもあります。

https://www.blinktospeak.com/blink-to-speak-book

また、目話のガイドブック「まばたきで話す(BLINK TO SPEAK)」は下のサイトからダウンロードできます。(寺島)

https://docs.wixstatic.com/ugd/2a7b5e_220907a1c7054f40999004da66669b41.pdf

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