[ニュージーランド]世界のアクセシビリティ法を比較した報告書

リハ協ブログ2018年5月12日より転載

ニュージーランドのロー・ファウンデーション(Law Foundation)財団によれば、障害者権利条約の観点から障害とアクセシビリティに関する世界のモデル的な法律を比較評価した報告書が作成されたとのことです。

この報告書のタイトルは、「障害者法と効果――ニュージーランドの障害・アクセシビリティ法と世界の法律(Disability Legislation and Outcomes – A review of the social and economic impact of disability and accessibility legislation in New Zealand and selected Jurisdictions)」で、ニュージーランド・エコノミック・リサーチ(NZ Institute of Economic Research(NZIER))というシンクタンク会社が、ニュージーランド盲人財団(Blind Foundation of New Zealand)の委託を受けて作成しました。その事業に対してロー・ファウンデーション財団が40,750ドル助成しているとのことです。

報告書では、オーストラリア、カナダ・オンタリオ州、イギリス、ニュージーランドの法律を比較しています。比較しているのは、①法律的評価、②有効性、③成果です。

例えば、法律的な評価では、アクセシビリティに焦点を当てているのか、障害に充てているのかという目的の違い、規則なのかガイドラインなのかというような拘束力の違いなどが比較されています。また、効果については、障害者の教育や所得が改善されたか、差別経験は減ったかなどが調査項目になっています。

わが国と比較しても面白いかもしれません。詳しいことは、報告書をご覧ください。

財団のサイトは下のとおりです。

https://www.lawfoundation.org.nz/?p=8763

報告書は、下にあります。

https://www.lawfoundation.org.nz/wp-content/uploads/2018/03/FINAL_RESEARCH_REPORT-Disability-access-and-outcomes-report-1-Dec-2017_.pdf

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