[米国]自閉症に関するコミュニティーレポート2018

リハ協ブログ2018年5月25日より転載

アメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は、「自閉症に関するコミュニティーレポート2018(Community Report on Autism 2018)」を公表しました。

レポートは、副題として「2014年のアメリカ合衆国の複数地域における8歳の自閉症スペトクラム児童のスナップショット(A Snapshot of Autism Spectrum Disorder among 8-year-old Children in Multiple Communities across the United States in 2014)」となっているように、2014年に実施された自閉症スペクトラムの8歳児を対象に実施された調査結果をまとめたものです。

対象地域は、アリゾナ州、アーカンソー州、コロラド州、ジョージア州、メリーランド州、ミネソタ州、ミズーリ州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州、テネシー州、ウィスコンシン州の11州です。

主な調査結果としては、自閉症スペクトラム児童の出現率は1.7%で前回の調査よりも増えていること、白人の出現率が高いこと、男児は女児の4倍の出現率であること、IQ70以下の児童が31%いたこと、自閉症の診断基準の変更によっても自閉症の出現率は変わりないこと、などです。詳しいことは、レポートをご覧ください。下のCDCのウェブサイトにあります。

https://www.cdc.gov/ncbddd/autism/addm-community-report/documents/addm-community-report-2018-h.pdf

また、もとになった学術報告のタイトルは、「Prevalence of Autism Spectrum Disorder Among Children Aged 8 Years — Autism and Developmental Disabilities Monitoring Network, 11 Sites, United States, 2014」で、下のCDCのウェブサイトで読むことができます。(寺島)

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/ss/ss6706a1.htm

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