[米国]アクセシビリティ技術のギャップに関するレポート

リハ協ブログ2018年8月21日より転載

雇用とアクセス技術に関するパートナーシップ(Partnership on Employment & Accessible Technology:PEAT)は、2018年5月に実施した、アクセス技術におけるスキルの差(Accessible Technology Skills Gap)についての調査結果をまとめました。

PEATは、米国労働省障害者雇用政策局(Office of Disability Employment Policy:ODEP)が開設し、北米リハビリテーション工学協会(Rehabilitation Engineering and Assistive Technology Society of North America :RESNA)が運営管理をしている組織で、すべての被雇用者のために、技術をよりアクセシブルにするために多様な人々のネットワークづくりを支援することを目的にしています。

調査は、加盟団体と協力団体宛に、それぞれの組織のアクセス技術におけるスキルについて質問するという方法で行われました。

その結果、70団体から回答があり、次のようなスキルの差があることがわかりました。

  • ○回答した組織の84%が、アクセス技術の開発者およびデザイナーを採用することが非常に重要または重要と答えた。
  • ○回答した組織の60%が、アクセス技術のスキルをもった求職者をみつけるのが非常に困難または困難と答えた。
  • ○回答した組織の63%が、現在、その組織の目標を達成するためのアクセス技術のスキルをもったスタッフがいないと答えた。
  • ○回答した企業の55%が、新しく開発者やデザイナーになるためのは、アクセスの知識をもっていることが経歴として必要と答えた。
  • ○回答した企業の41%が、アクセシビリティについての能力を証明する証明書があれば採用において有利になると答えた。

詳しくは、下のPEATのウェブサイトをご覧ください。(寺島)

http://www.peatworks.org/skillsgap/infographic

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