[米国]映画の登場人物の障害者の割合などを調査

リハ協ブログ2018年8月17日より転載

南カルフォルニア大学コミュニケーション・ジャーナリズム校のアネンベルグ・インクルージョン・イニシアチブ(Annenberg Inclusion Initiative of the University of Southern California’s Annenberg School for Communication and Journalism)は、2007年から2017年までの人気映画1,100作品について、登場人物の性別、人種、民族、障害やLGBTの有無等について調査した結果を研究報告書としてまとめました。

報告書のタイトルは、「1,100の映画作品における不平等:2007年から2017年までの、性、人種/民族、LGBT、障害についての調査(Inequality in 1,100 Popular Films: Examining Portrayals of Gender, Race/Ethnicity, LGBT & Disability from 2007 to 2017)」です。

そのうち、障害者についてみれば、米国の障害者の人口比は18.7%であるにもかかわらず、セリフのある登場人物の2.5%が障害者である。その内訳は、身体障害が61.6%、精神障害が26.8%、コミュニケーション障害が30.4%であり、男性は69.6%、女性が、30.4%である。また、主人公が障害者であった作品は14しかなかったなどを報告しています。

障害以外にも、性別や人種など、また、映画監督や脚本家の性別などについても言及しています。詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

http://assets.uscannenberg.org/docs/inequality-in-1100-popular-films.pdf

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