リハ協ブログ2018年10月28日より転載
Human Rights Watchのウェブサイトの記事(2018年10月2日12:00)によれば、インドネシア政府のデータでは、拘束されたり狭い場所に閉じ込められたりしているインドネシアの精神障害者数が、以前の報告にあった18,800人から、2018年7月には、12,800人に減少したとのことです。これは、インドネシア政府の努力が実を結んだ結果であるとのことです。
インドネシアには、1977年に政府が精神障害者の拘束を禁止したにもかかわらず、スティグマや地域での精神保健サービスや支援が不足しているために、鎖でつながれたり、不衛生で過密な施設に強制的に収用されたりしている状況が続いていました。
Human Rights Watchの働きかけにより、インドネシア政府は、2016年4月に地域の精神保健センターを利用できるように約束し、2017年1月には、地域のアウトリーチプログラムを開始し、これらの成果が現れたとのことです。
詳しい内容は、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.hrw.org/news/2018/10/02/indonesia-shackling-reduced-persists