国土交通省が交通事業者による接遇研修充実のためのモデルプログラムを作成

2019年4月10日、国土交通省は、2017年2月に決定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を踏まえ、交通事業者による接遇研修を充実し、高齢者や障害者等に対する一定水準の接遇を確保するための研修モデルプログラムを作成しました。 「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、政府全体で「心のバリアフリー」に取り組むこととされています。

国土交通省は、同行動計画に基づき、高齢者や障害者等に対する交通事業者による一定水準の接遇を確保すべく、2018年5月に「交通事業者向け接遇ガイドライン」を作成・公表しました。

さらに、今回、この「交通事業者向け接遇ガイドライン」の実施を促進するため、「交通事業者向け接遇研修プログラム作成等のための検討会議」において検討を行い、交通事業者による接遇研修を充実するための研修モデルプログラムを作成したものです。

同研修モデルプログラムは、鉄軌道編、バス編、タクシー編、旅客船編、航空編の5種類があり、それぞれが次のようなカテゴリーから構成されています。

カテゴリ1:基本理念の理解
[1]職場のバリアから考える接遇の心構え
[2]法令や社会的背景から学ぶ「心のバリアフリー」の基本

カテゴリ2:障害理解と接遇技術の基本
[3]障害の特性と基本の接遇方法
[4]接遇ガイドラインに基づく接遇方法
[5]接遇方法の実技実習
[6]障害の疑似体験

また、研修時の配布用資料として副教材も用意されています。

さらに、研修講師の依頼先として、障害当事者講師の障害窓口・研修実施団体/企業リストもあり、充実した内容になっています。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000176.html

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