[カンボジア]国家障害戦略の実施状況

リハ協ブログ2018年12月13日より転載

プノンペン・ポスト紙(2018年12月12日9:15版)によれば、障害者行動審議会(Disability Action Council)のエム・チャン・マカラ事務局長は、2018年12月10日(月)にあるワークショップにおいて、「国家障害戦略計画」の実施について、次のように語ったとのことです。

  • 国家障害戦略計画と新しい福祉計画によりカンボジアの障害者の状況は改善されつつある。
  • 障害者のインクルージョンと平等の保障を目的とする「国家障害戦略2014-2018」の実施報告書によれば、2,839人の障害者(うち女性756人)が国の省庁と州の40の行政機関で雇用されており、3,475人(うち女性1,947人)は77の私企業で働いている。また、22,133人(うち女性8,878人)が、幼稚園から大学までの何らかの教育機関で学んでいる。
  • 障害に対するあらゆる搾取と差別取り除き、サービス利用を保証し、生活の質を改善することを目的した「国家障害戦略2019-2023」は、現在、作成中である。

しかし、同じワークショップの参加者からは、国の政府や州政府のいくつかは、スロープを設置したが、実用的でないために利用できないことや、エレベーターも音声対応でないので盲人が利用できないなどの不満もでていたとのことです。

詳しくは、下の記事をご覧ください。(寺島)

https://www.phnompenhpost.com/national/cambodias-10000-disabled-benefiting-national-plan

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