[教育]世界の高等教育平等政策に関する報告書

リハ協ブログ2018年12月19日より転載

2018年11月28日の世界高等教育アクセス・デイ(World Access to Higher Education Day:WAHED)を記念して、世界の高等教育のアクセス状況をまとめた報告書が公表されました。

報告書のタイトルは、「世界-世界の高等教育平等政策(All Around the World – Higher education equity policies across the globe)」で、英国のアストン大学で開催されたカンファレンスで発表されました。著者は、グローバル高等教育の専門家のジャミル・サルミ(Jamil Salmi)氏で、2016年のユネスコの調査結果を基に71カ国および世界銀行、EU、東南アジア諸国連合など8つの国家機関を対象に状況をまとめています。

調査結果によれば、低所得諸国の最富裕層の25-29歳の20%が、4年以上の高等教育を修了したのに対し、最貧層は1%しか修了していないこと、低所得者に対する授業料減免が多くの国で行われているが、一方で、ローンに悩む学生が多いということなどいろいろな分析がされています。

報告書は下のサイトにあります。(寺島)

https://worldaccesshe.com/wp-content/uploads/2018/11/All-around-the-world-Higher-education-equity-policies-across-the-globe-.pdf

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