[米国]障害と緊急時への準備に関するウェブサイト

リハ協ブログ2018年12月20日より転載

太平洋ADAセンター(Pacific ADA Center)は、以前にも紹介したADA全国ネットワーク(ADA National Network)の10か所の地域センターの一つで、アリゾナ州、カリフォルニア州、ハワイ州、ネバダ州および環太平洋を管轄しており、カリフォルニア州オークランドにあります。このセンターは、緊急時に対する準備と管理における障害とADAの問題を明確にするために、ウェビナー、ヒントとなる文書、ポッドキャストを制作しています。また、障害と緊急時への準備に関連する、国、地域、および地方の資源および刊行物のデータベースを運営しています。

そのデータベースには、緊急時への準備に対する訴訟の歴史が書かれている記事があります。

その記事によれば、例えば、州や地方政府を訴えた最初の大きな訴訟は、「カルフォルニア自立生活センター対オークランド市」で、移動障害のある女性が、ADAなどに基づいて、オークランド市の緊急時に対する準備は、障害者のニーズに合ったものになっていないと訴えたものだとのことです。この裁判は、結局は和解に至ったとのことです。

米国において、災害対策について、どのようなことが問題になってきたのかがわかります。ご興味のあるかたは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.adapacific.org/emergency-preparedness-publications-resources

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