[米国]自閉症ケア法の再承認のための法案提出

リハ協ブログ2019年2月21日より転載

2019年2月7日、民主党のマイク・ドイル議員と共和党のクリス・スミス議員は、自閉症ケア法を再承認するための法案を下院に提出しました。

法案の名称は、「自閉症ケア法2019(Autism CARES Act of 2019 (HR 1058))で、「自閉症ケア法2014(Autism CARES Act of 2014 (P.L. 113-157))が、2019年に失効することから、その延長を求めるものです。

自閉症ケア法の前身は、2006年に成立した「自閉症克服法(Combating Autism Act.)」で、それが「2014年自閉症ケア法」により5年間が延長されたものを、さらに5年間再度延長しようとする法案です。

自閉症の研究・調査・専門家養成、早期発見などのため、国立衛生研究所(NIH)、疾病管理センター(CDC)、および保健資源管理局(HRSA)のプログラムへ10億ドル以上の資金提供をします。

今回の法案では、次のような内容に特徴があります。

  • 自閉症およびその他の発達障害に関連する活動の進捗状況、ならびに自閉症スペクトラムの人々の健康および福祉について、保健福祉省(HHS)に対して、議会に報告するよう要求する。
  • NIHに対し、あらゆる年齢の自閉症者の発見と結果の改善を目的とした研究を実施するよう指示する。
  • 医療提供が不十分な地域の発達行動小児科医に対する助成金を優先的に配分するようHRSAに指示する。
  • 子供だけでなく、すべての年齢の自閉症スペクトラム障害を持つ個人に対する研究、調査、教育、発見、介入の必要性を反映するように、公衆衛生サービス法(PHSA)の一部を修正する。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.insidernj.com/press-release/smith-bill-reauthorize-landmark-autism-law-introduced-house-hr-1058/

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