リハ協ブログ2019年4月26日より転載
シカゴ・トリビューン紙(2019年4月20日3:18PM)によれば、シカゴ州マウントグリーンウッド(Mount Greenwood)のブラザーライス高校(rother Rice High School)の高校生2人が、3Dプリンターなどを使って、安価に義手を作成し、カンボジアの17歳の少女にプレゼントしたとのことです。
ブラザーライス高校では、授業の一環として、昨年来、Helping Hands Projectというプロジェクトを開始し、高校の3Dプリンターを使ってレディメードの義手を製作し、サウスカロライナの障害児に送るという活動を行ってきました。
今回の義手を製作したのは、Matteo Valencia君とLiam Coughlin君でともに17歳です。彼らは、Love Without Boundariesという国際協力NPOの依頼により、発展途上国の子ども達のために、今年から、オーダーメードの義手を製作することとしました。
今回義手をプレゼントされたのは、ナウン(Srey Noun)さん(17歳)で、先天性の障害で、両手足の形成不全があります。カンボジアの医師からのデータに基づき、義手を作成しました。
義手は、PLAプラスチックでできており肌の色に合わせて着色されています。デザインに約20時間、3D印刷に36時間、組み立てに2、3時間かかったとのことです。
ナウンさんの右手には手首がないため装飾用義手とし、左手は手首を使って駆動させる形にしたとのことです。
詳しくは、下のサイトをご覧ください。
http://www.chicagotribune.com/suburbs/daily-southtown/news/ct-sta-brother-rice-prosthetics-st-0421-story.html