[スペイン]視覚障害者向け二次元コードナビゲーションシステム

リハ協ブログ2019年7月22日より転載

navilensは、スペインのアリカンテ大学(University of Alicante)とNeosistecという企業が開発した視覚障害者向け二次元コードナビゲーションシステムです。

20cm四方の大きさの二次元コードで、黒地に5×5マスの色のついた正方形で構成されています。このマーカー(タグ)を、例えば、バス停に貼っておき、無料のアプリをインストールしたスマートホンのカメラで撮影すると自動的にそのバス停の情報がスマートホンに提供され、音声でも聞くことができるというものです。

マーカーが大きいので、最大12メートル離れたところまで瞬時に検出されるため、スマホをかざしながら歩くと、視覚障害者は、環境情報を音声で知ることができます。動かしながらの検出や複数のマーカーの同時認識も可能です。

このマーカーをいろんなところに貼っておけば、移動場所の情報が継時的に流れてくるというものです。

バルセロナ市で、実証実験をやっていて、2,400のバス停、159の地下鉄駅に設置されていて、アクセシビリティの向上に役立っているとのことです。

博物館などでも設置されていて、視覚障害者がスマートホンを使って解説を聞くことができるとのことです。

特に、視覚障害者に限らず、バスの到着情報などは誰にも役立ちます。

マーカーを貼るだけなので、これからでもオリンピック・パラリンピックに使えるかもしれません。

詳しいことは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.navilens.com/

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