令和3(2021)年3月18日、厚生労働省は、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会報告書―誰もが安心して自分らしく暮らすことができる地域共生社会の実現を目指して―」を公表しました。
同検討会は、平成29年2月にとりまとめられた「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書において、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築の理念が示され、同システムの構築について、関係者による重層的な連携支援体制構築の更なる促進が必要であることから、令和2年3月18日に設置されました。9回の検討会を経てとりまとめられました。
報告書の目次は、次のとおりです。
第1.はじめに 第2.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る基本的な事項 1.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの基本的な考え方 2.重層的な連携による支援体制の考え方と構築 3.普及啓発の推進 第3.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムを構成する要素 1.地域精神保健及び障害福祉 2.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムにおける精神医療 3.住まいの確保と居住支援の充実、居住支援関係者との連携 4.つながりのある地域づくりと社会参加の推進 5.当事者・ピアサポーター 6.精神障害を有する方等の家族 7.人材育成 |
また、同検討会には、「精神科救急医療体制整備に係るワーキンググループ」というワーキンググループも開催されており、その報告書も提出されています。
詳しくは次のサイトをご覧ください。(寺島) https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000152029_00003.html