[オーストラリア]国民障害保険制度の評価機関を発表

2021年2月26日、国民障害保険機構(National Disability Insurance Agency:NDIA)は、今年から始まる利用者の機能評価を行う8つの評価機関を発表しました。

国民障害保険制度(NDIS)は、重度障害者を対象としたパーソナルアシスタント制度ですが、この制度を利用するためには複数の医療機関の報告書を用意する必要があります。そのために、手続きが複雑であったり、時間がかかったり、同じ程度の障害であっても地域により制度を利用できたりできなかったりすることがあります。そこで、政府は2020年8月に評価のための新しい制度を導入することを発表しました。

新しい制度では、民間の独立した評価機関が指定され、それに所属しNDISにより任命された医療従事者が標準化されたツールを使用して評価を行います。これにより、公平かつ地域格差のない評価制度を構築することとしています。

新しい評価は、新規申込者が2021年半ば、既存の利用者は2021年後半から実施されます。その実施にあたって、公開入札を行い評価機関を決定しました。今後は、実施までの間、これらの機関の専門家の訓練などを実施する予定です。

8つの評価機関は、次のとおりです。
Outlook Matters Psychology, Innovative Rehab, Pain NT Konekt
Rehab Management (Aust) Pty Ltd
Access Care Network Australia
IPAR Rehabilitation
Advanced Personnel Management (APM)
HealthStrong
Allied Care Group]

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.ndis.gov.au/news/6118-independent-assessment-panel-announced

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