[パキスタン]最高裁判所が精神障害のある死刑囚の刑執行を禁止

2021年2月18日付、国際連合人権高等弁務官事務所(Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights:OHCHR)のニュースによれば、パキスタンの最高裁判所が精神障害のある被告の死刑執行を禁じる決定をしたとのことで、国連の専門家はそれを歓迎しているとのことです。

同ニュースによれば、2020年2月10日、パキスタンの最高裁判所は、同国の医療委員会が、被告が死刑判決の根拠を理解できなくなったと証明した場合、処刑できないという判決を下したとのことです。それにより、2名の死刑判決を終身刑に減刑し、また、以前に請願を却下した一人の受刑者に対し請願書を再度提出するよう命じたとのことです。

OHCHRによれば、これらの人々の死刑執行に対して、以前から国連の専門家は、それに対する懸念を表明する書簡をパキスタン政府送っていたとのことで、同専門家は、今回の判決に歓迎の意を表しています。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=26759&LangID=E

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