[オーストラリア]コミュニティーサービスについての調査結果

リハ協ブログ2019年12月26日より転載

2019年12月23日、オーストラリア社会サービス評議会(Australian Council of Social Service:ACOSS)は、オーストラリアのコミュニティーサービスに関する調査結果を公表しました。

報告書のタイトルは「コミュニティーサービスのニーズについてのスナップショット(DEMAND FOR COMMUNITY SERVICES SNAPSHOT)」で、17ページの短いレポートです。

同評議会と社会サービスネットワーク(Council of Social Service Network)の協力を得て、ニューサウスウェールズ大学シドニー校(Social Policy Research Centre at UNSW Sydney)が実施しました。

406人の組織リーダーを含む1,454人のコミュニティサービス部門のスタッフに対して調査を実施したものです。2019年10月に調査を完了しました。

調査結果の次のようなことが示されています。

  • コミュニティサービスに対する大きな需要はあるがそれが満たされていない。
  • サービス需要は増加しつつある。
  • サービス不足が、サービスを必要とする人々、家族、コミュニティに影響を与えている。
  • コミュニティ部門の労働者の5人に3人(60%)が、2019年にサービスを提供できなかったクライアントの数が増加したと報告している。
  • 約4分の1の回答者(24%)は、メインサービスにおいて需要を満たすことができないと回答している。「完全に」需要を満たすことができると回答したのは5%のみであった。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。

https://www.acoss.org.au/media-releases/

報告書は下のサイトにあります。(寺島)

https://www.acoss.org.au/media-releases/?media_release=survey-shows-charities-do-not-have-enough-resources-to-keep-up-with-demand

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