[ニュージーランド]障害者とその家族の福祉と平等に関する調査報告

リハ協ブログ2020年1月27日より転載

2019年12月4日、障害者とその家族を支援する団体のCCS Disability Actionは、「障害者とその家族およびファナウの福祉と平等の状況(State of wellbeing and equality for disabled people, their families, and whānau report)」という報告書を発刊しました。ファナウはマウリ語で家族の意味です。

報告書には次のような結果が示されており、障害児を貧困から救うために根本的な制度改革が必要だとしています。

  • 年間所得が40,000ドル未満の世帯は、障害のある子どものいる世帯の方が障害のない子どものみがいる世帯に比べて1.5倍多い。
  • 障害児の介護者の63%は、お金が足りない、または、ぎりぎりであると言っている。
  • 継続的リソース制度(Ongoing Resourcing Scheme:ORS)という特別支援制度を利用している障害のある子どもとその家族の貧困化は悪化の一途をたどっているようだ。
  • 特別学校でORSを受けている障害のある生徒の状況はさらに悪化しつつある。

これ以外にも、障害者の状況について報告されています。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。報告書も掲載されています。(寺島)
https://www.ccsdisabilityaction.org.nz/news-and-views/news/radical-reform-needed-to-save-disabled-children-from-poverty-new-report-reveals-worsening-picture/

menu